🙅‍♂️腸内細菌の働き

【河合康雄博士による腸内細菌の検証より】

株式会社マルト- kawai-hanbai

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◆肝臓酵素と腸内細菌

【肝臓酵素の働き】

①グリコーゲン合成や貯蔵・分解・アミノ酸の代謝などの栄養関連の中間代謝

②胆液の生産  

③血液成分の生産・変換④解毒と異物除去⑤発熱などです。

※肝臓に対する腸内細菌作用の一例として解毒作用の明らかな相違を示すものが下記の図です。

※アニリンヒドロキシラーゼ、アルギノサクシネートシンセターゼは共に解毒酵素で特にアルギノサクシネート、シンセターゼはアンモニアの解毒に関連する重要な酵素です。

【腸内細菌の働き】

・図に示す如く、いずれも腸内細菌を持つ通常ラットの方が無菌ラットよりも活性が高く腸内細菌のひとつの重要な役割とし 肝臓の解毒作用に著しい向上があること明らかになりました。

・腸内細菌は肝臓の解毒酵素活性を著しく高める作用があります。


◆カワイ株投与による影響

GOT(Glutamic Oxaloacetic Transaminase)

GPT(Glutamic Pyruvic Transaminase)

LDH(Lactate Dehydrogenase)

CPK(Creatine Phospho Kinase)を調べました。 

これらの酵素は病院に行って生化学性状を調べてもらう時の典型的な酵素です。

酵素は肝臓の細胞が何らかの傷害によって異状を来した時に細胞外に放出されて血液中に流れます。

お酒の飲み過ぎ、極度の疲労等により酵素は血中での濃度が上昇し危険信号を出します。

高脂血症ラットにカワイ株死菌体粉末を0.5%、1%と経口投与したところいずれの酵素も有意に低下し肝機能が著しく改善されている事がわかりました。

最近の臨床例ではC型肝炎で歩行も困難だった人がカワイ株を飲むことによって完全に治癒した例が多数報告されています。


◆C型肝炎

肝臓は栄養の代謝・貯蔵や毒物の分解、胆汁の分泌など大切な働きをしてますが、かなり病気が進行しないと悲鳴を上げないため「沈黙の臓器」と言われています。

このため病気の発見が遅れる事が少なくありません。

肝臓で起きる病気の80%がウイルス感染で起きるウイルス性肝炎でA型・B型・C型が日本で多い肝炎です。

中でもC型肝炎が急増しており200万人以上が感染していると言われています。

しかし肝炎が発症するのは感染してから10年~20年と長い年月が経ってからです。

C型肝炎は何時、何処で何から感染したのかわからない場合が多いのです。

C型肝炎が怖いのは約70%の人が慢性肝炎になってしまうことで慢性肝炎になると肝硬変から肝臓ガンへと進行するリスクが高くなることです。

肝臓は治療薬がなく有効と言われているインターフェロンでも30%程度しか効果がないと言われ、しかも強い副作用が問題となっています。

C型肝炎が知らない内に治っている人もいますが私たちの体に備わっている免疫力によるもので白血球がその役割を果たしています。


◆B型肝炎

肝臓病の中で80%を占めるのがウイルス性肝炎ですがB型ウイルスに感染して起こるのがB型肝炎です。

患者数はC型肝炎に次いで多く150万人いると言われております。

B型肝炎の感染原因は母子感染と成人感染に大別されます。

母子感染は出産時や幼児期に母親から感染するもので90%程度は成人迄に自然治癒しますが10%程度は急性肝炎を発症し慢性肝炎から肝硬変・肝臓がんになる危険性を秘めています。

しかし1985年から母親がB型肝炎の場合、赤ちゃんはワクチンを接種することが徹底され現在では母子感染は ほとんど無くなりました。

成人感染は輸血・性交渉などの血液・体液感染で約30%~40%の人が全身のだるさ食欲不振、 吐き気、黄疸、関節痛などの急性肝炎を発症します。

その他約60%~70%の人は微熱、だるさ、食欲不振などの自覚症状で風邪と思う程度で自然に治癒します。

自然治癒は身体の中にある免疫力によるものです。

母子感染は赤ちゃんの免疫力が十分でなく感染したウイルスを排除できないため罹り、成人感染は薬や生活習慣の乱れで免疫力が低下すると罹り易くなると言われています。

同じB型肝炎でも恐ろしいのは誤注射などで起こる劇症肝炎で免疫力がB型肝炎のウイルスに過剰反応を起し急性肝炎に留まらず意識障害が出たりして短期間で死に至る事があります。


◆脂肪肝

肝臓は昔から「肝心要」と称されるほど重要な働きをする臓器です。

昔は肝臓の働きを機械に代行させようとすると1つの工業地帯ほどの大設備が必要と言われてきました。

当時の科学技術と比較するとコンピューター内臓の人口肝臓ができても良さそうなものと考えられますが未だに肝臓移植という健康な人を傷つける方法でしか代行ができない状況です。

肝臓はC型肝炎ばかり取り上げられますが患者数から言えば脂肪肝の方が圧倒的に

多く治療の必要性が高いのです。

但しC型肝炎のように他人に感染はしません。

特にC型肝炎が取り上げられるのは肝硬変→肝臓がん→死亡というプロセスが基本

にあるからと言えます。

脂肪肝は6人に1人と言われ、その原因は暴飲・暴食・運動不足によりコレステロール・中性脂肪が肝臓に溜り肝臓がフォアグラ(肥満)の状態になる事です。

脂肪肝になると肝臓が以前のように働かなくなり、この状態で更に暴飲・暴食をすると肝臓が酷使され行く末は過労死へと繋がっていきます。

この状態の改善は食事のバランスを質量共に適正にし溜り込んでいるコレステロール・ 中性脂肪を減らす必要があります。

脂肪肝の朗報はコレステロール・中性脂肪を減らす事が出来るだけでなく肝臓自体の働きを高めるものが乳酸菌の中から発見された事です。

乳酸菌はビフィズス菌やヨーグルト菌が有名ですが、これ迄は整腸剤位の働きと思われていたエンテロコッカス・フェカリス菌の仲間である乳酸球菌カワイ株という乳酸菌です。

※カワイ株は飲むだけで取り除くことが出来ないと言われているコレステロール・中性脂肪を減らし脂肪肝を改善する可能性を非常に高くしました。

又、コレステロール・中性脂肪を減らす事は動脈硬化の抑制・改善にも繋がり脳梗塞や心筋梗塞が心配な人にも朗報となります。